
light receptor-mountain-1999 Sagamihara city

high 1000mm x wide 1200mm x deps 1200mm white granite

high 700mm x wide 1100mm x deps 100mm white granite
陽の下で一日中ノミ先を見、形を追いつつ石を彫っていると、石の表面に映し出される様々な光の変化に気づきます。
朝の澄んだ横からの光。足の長い影。
昼間の上から照りつけ、妥協の無い陰影を刻む光。
夕方は、彩り深く変化する光。
石の凸凹はそれらの光を捕らえ影を包みます。
ふと気づく結晶の輝きはあたかも石の内からの光のようにさえ感じます。
そして、山かげに日が落ちてからの一時は、回り込むような淡い光が作品を満たしています。
私は、これを形にし、それに「光の器」と名づけました。
9/20,1999 八王子にて